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春の星座の見つけ方と見頃。代表的な3つの星座を初心者向けに解説

春の夜、ふと空を見上げたとき、「冬ほど星が明るくないな」と感じたことはありませんか。実は、春の星座には冬の星座とは違った魅力があるんです。今日は、春の夜空で見つけやすい代表的な星座と、その見つけ方を初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきます。

春の星座が見える時期と見頃はいつ?

まず知っておきたいのが、「春の星座」がいつ見えるのかということ。実は、春の星座は3月から6月にかけて夜空で一番よく見える位置にやってきます。特に見頃は4月から5月の夜8時から9時頃。この時間帯に南の空を見上げると、春の代表的な星座たちが空高くに昇っています。

「でも、星座って一年中同じ場所にあるんじゃないの?」そう思う方もいるかもしれません。実は違うんです。地球は太陽の周りを1年かけて回っているため、季節によって夜空に見える星座が変わります。春に見える星座は、冬の昼間は太陽と同じ方向にあって見えないんですね。

なぜ春の星座は暗く感じるのか

春の星座を探し始めると、多くの人が「あれ、思ったより暗い」と感じます。これには理由があります。冬の星座には、オリオン座のベテルギウスやシリウスなど、1等星がたくさんあります。でも、春の星座には1等星が少ないんです。

春の空で目立つ1等星は、うしかい座のアークトゥルスと、おとめ座のスピカくらい。それ以外は2等星や3等星が中心なので、全体的に控えめな明るさに見えるんですね。

でも、これは決して春の星座が地味ということではありません。静かで落ち着いた春の夜空には、冬とは違った優雅さがあります。街の明かりが少ない場所なら、この控えめな明るさがかえって美しく感じられるはずです。

春の星座の見つけ方の基本「春の大曲線」

それでは、実際に春の星座を見つけてみましょう。初心者の方にまずおすすめしたいのが、「春の大曲線」を使った見つけ方です。

春の大曲線とは、北斗七星の柄の部分から始まる、大きなカーブのこと。このカーブをたどるだけで、春の代表的な星座を次々と見つけることができるんです。

ステップ1:まず北斗七星を探す

春の星座探しは、北斗七星から始めましょう。北斗七星は北の空、やや高い位置にあります。ひしゃくの形をしているので、見つけやすいはずです。

春の時期、北斗七星は頭上近くまで昇ってきます。これは冬や秋とは違う位置です。「いつもより高い場所にある」ということを覚えておくと、探しやすくなります。

ちなみに、北斗七星は星座ではなく、おおぐま座の一部です。ひしゃくの部分だけが有名すぎて、独立した名前で呼ばれているんですね。

ステップ2:北斗七星の柄を延長してアークトゥルスへ

北斗七星のひしゃくの柄の部分、3つの星が作るカーブに注目してください。このカーブを南の方向へそのまま延長していくと、オレンジ色に輝く明るい星にたどり着きます。これが、うしかい座の1等星アークトゥルスです。

アークトゥルスは「熊の番人」という意味。おおぐま座(北斗七星はその一部)を見守るように輝いていることから、この名前がつけられました。春の夜空で最も明るい星なので、すぐに見つかるはずです。

ステップ3:さらに延長してスピカへ

アークトゥルスを見つけたら、同じカーブをさらに延長してみてください。すると、青白く輝くもう一つの明るい星が見つかります。これが、おとめ座の1等星スピカです。

スピカは「麦の穂」という意味。古代の人々は、この星が春に昇ってくると、麦の収穫の季節が近いことを知りました。星が暦の役割を果たしていたんですね。

この北斗七星→アークトゥルス→スピカと続く大きなカーブが、「春の大曲線」です。一度覚えてしまえば、毎年春になると自然と目がいくようになりますよ。

春の代表的な星座3選

春の大曲線で2つの1等星を見つけたら、次は星座の形を探してみましょう。

うしかい座:ネクタイ型の星座

アークトゥルスを含むうしかい座は、ネクタイのような形をしています。アークトゥルスが一番下の結び目の部分で、そこから上に向かって細長い五角形が広がっています。

実はこの星座、ギリシャ神話では熊を追う猟師の姿を表しているとされています。おおぐま座(北斗七星)の後を追いかけているように見えることから、この物語が生まれました。

おとめ座:Y字型の星座

スピカを含むおとめ座は、Y字型に星が並んでいます。Yの分かれ目にスピカがあり、そこから3方向に星が伸びています。

ギリシャ神話では、農業の女神デメテルの姿とされています。手に麦の穂(スピカ)を持っている姿なんですね。春に見える星座らしい物語です。

しし座:クエスチョンマーク型の星座

春の星座でもう一つ有名なのが、しし座です。しし座は春の大曲線からは少し外れますが、見つけやすい形をしています。

しし座の頭の部分は、クエスチョンマークを裏返したような形(鎌の形)をしています。この部分を「ししの大鎌」と呼びます。この大鎌の一番下、鎌の柄にあたる部分に輝いているのが、1等星レグルスです。

しし座は春の星座の中でも比較的明るく、形もはっきりしているので、初心者の方にも見つけやすい星座です。位置は、おとめ座のスピカから東(左)の方向を探してみてください。

初心者が春の星座を見つけるコツ

最後に、春の星座を楽しむためのポイントをいくつかお伝えします。

まず、観察する時間は夜8時から9時頃がおすすめです。この時間なら、春の星座が南の空高くに昇っていて見やすくなっています。

場所は、できるだけ街灯が少ない場所を選びましょう。春の星座は冬ほど明るくないので、街の明かりがあると見えにくくなってしまいます。公園や河川敷など、少し暗い場所がいいですね。

また、目が暗さに慣れるまで5分から10分ほど待つのも大切です。最初は何も見えなくても、じっと空を見ていると、だんだん暗い星も見えてくるようになります。

スマホのアプリを使うのもおすすめです。星座アプリをかざすと、今見ている方向にどんな星座があるか教えてくれます。ただ、スマホの明るい光は目が暗さに慣れるのを妨げるので、必要な時だけ使うようにしましょう。

春の星座が教えてくれること

春の星座を見上げていると、不思議な気持ちになります。今私たちが見ている星の光は、何十年、何百年も前に星を出発した光。つまり、私たちは過去を見ているんですね。

例えば、アークトゥルスの光は約37年前に出発した光です。スピカに至っては約250年前の光。江戸時代の日本から見えていた光と、今私たちが見ている光は同じ光なんです。

そう考えると、春の静かな夜空が、もっと特別なものに感じられませんか。

次に春の夜、外に出る機会があったら、ぜひ空を見上げてみてください。北斗七星から始まる春の大曲線をたどって、アークトゥルスとスピカを見つける。そして、「この光は何十年も前に出発したんだな」と思いながら眺める。

それだけで、いつもの夜が少し特別な時間になるはずです。

春の星座は控えめで静かですが、だからこそ、ゆっくりと時間をかけて向き合いたい星座たちです。冬の華やかさとは違う、落ち着いた美しさがそこにあります。

次の春の夜、あなたも春の大曲線をたどってみませんか。きっと、新しい発見があるはずですよ。

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